アウシュビッツやホロコーストのことは、小学生の頃に読んだアンネ・フランクの伝記や日記で知って衝撃を受けたけれど、もっと調べてみようとか広めていこうとか思ったことはなかったです。
でもこういう事実から目を背けてはいけないし、同じことが二度と起こらないためにも風化させてはいけない。
だからそれを伝えていくために国をあげてコンクールを行うっていうのは素晴らしいことだと思う。
生存者の方の話をこの先ずっと聞けるわけではないんだから、それを知るものが形にして語り継いでいかなければいけないんだよね。
それにしても生存者の方があんな壮絶なつらい体験を武勇伝のように話すことや、絶対に生きるという自信が本当にかっこよかった。
泣いた。
コンクールでクラスがまとまってからのあのラストも泣いた。
今ちょうどお盆(わたしの故郷沖縄は旧盆なので今日からです)だし今日は終戦記念日なので、日本のことをちょっと重ねて観るのもいい。
毎年こういう時期になると戦争や、最近だと原発のことがテレビで特集されるように、フランスやその他の国でも悲劇を風化させないための動きがあるんだってわかりました。
当たり前のことなんだろうけれど、わたしみたいにあまり周りに目を向けない人間には嬉しい発見でした。
あとやっぱりフランスだと移民や宗教問題が絡みますね、荒れる原因はそういうところもあるんだなと思うと早く解決してほしいけれど、そんなに簡単な問題じゃないもんね...。
そして映画監督の夢を叶えた彼に勇気をもらえました。
そしてそしてゲゲン先生は素晴らしいです。やっぱり信じること見捨てないことが何より 大事なのよ。
「教えることが大好きで退屈な授業はしないつもり」
なんてかっこいいんでしょうか、こんな先生だったら歴史も勉強も大好きだったかもしれない。
