KeigoSato

帝一の國のKeigoSatoのレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
4.2
【マイムマイム事変】

友達に勧められたので鑑賞。今まで観た邦画の中でも5本の指に入るくらい面白かった!

監督はあの『ジャッジ!』の永井聡。一歩間違えたらサムくなってしまうようなギリギリの演出を、言い回しや間の取り方で絶妙なバランスを保ち、見事笑いへと誘っていく様は見事の一言。

メイン6人はそれぞれなかなか濃いキャラづけだったが、どのキャラクターも監督が愛情持って魅力を引き出そうとしている姿勢が窺えた。台詞や思考もぶっとんでおり、特に菅田将暉と吉田鋼太郎の掛け合いはとてつもなく面白い。

原作未読な分、良い意味で想像していた展開を裏切られ、最後まで楽しく鑑賞できた。続きが観たくなるほどであったが、この終わり方が一番ベストなのではと思う。

邦画コメディとしては文句無しの最高レベルだった。
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