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帝一の國のボブのレビュー・感想・評価

帝一の國(2017年製作の映画)
4.0
2018/11/4鑑賞。
全国のエリート学生が集う日本一の超名門校「海帝高校」。
財政界のトップはいずれも海帝出身であり、生徒会長を務めた者は将来の内閣入りが確約されているという。
そんな海帝に首席入学を果たした新入生「赤場帝一」の夢は総理大臣になる事。その為には生徒会長になることが絶対条件。
更に次期生徒会長は現生徒会長の指名によって決定する為、1年生の帝一は2年生の中から確実に生徒会長となる者を見抜き、今の内からその派閥に属さなければならない。
かくして、2年生の中でも最有力候補の氷室ローランドへの忠誠を誓い、彼の下僕として生きる事になった帝一だったが…という話。

面白いです。
原作未読なのですが、元々のファン達の感想を見るに、近年稀に見る実写化成功例なのでしょう。
メインの登場キャラが若手俳優ばかりで、衣装も学生服のため見分けが付きにくいかと思いきや、全員が全員極端なキャラクターなので迷いません。
118分とやや長尺ながら、失敗や裏切りで二転三転する選挙バトルは飽きないですし、なぜ帝一は総理大臣になりたいのかという因縁を探る過去編も徐々に明らかになっていき、コメディだった筈なのに最後には「あれ、良い映画だったな…」となってしまいました。
菅田将暉がイケメン扱いだったのにずっと疑問でしたが、こういう主人公ならハマリ役だと思いました。
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