さらにまっとう。
1作目がそれなりに楽しめたので、2作目も続けて見ました。
なんと、1作目よりもさらにまっとうになっているではありませんか。
冒頭で最愛の彼女を殺されてしまうところから、物語は終始して主人公の自殺願望を描き続けるようなものでした。
なにしろ不死身の体を持て余しているのですから、主人公にとっては自殺願望は生きることの裏返しともいえます。
すべてが裏返しの物語で、そのままXメンの陰画のような体裁になっているのは1作目と同じ。
物語は児童虐待と貧困の連鎖と戦う、まったくもって今日的でまっとうなものでした。
教授の作った施設で虐待を受けたミュータントの少年を救う物語。
未来社会でその少年に家族を殺された男と主人公が力を合わせて少年を更生させます。
タイムトラベルのトリックも有効に使われていて、ラストは意外にもさわやか。
僕としては、日本のオタク文化から飛び出してきたような超能力者「ユキオ」が好みです。
にこにこ笑って、ただ可愛いだけ、でも超能力発揮はお見事!
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