りゅか

ビルマの竪琴 総集編のりゅかのネタバレレビュー・内容・結末

ビルマの竪琴 総集編(1956年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

水島!一緒に日本に帰ろう!

📕あらすじ📘
音楽学校出身の井上隊長率いる部隊には、ビルマの竪琴が弾ける水島上等兵がいた。
彼らには音楽はとても大切なものだった。
降伏後、まだそれをよしとしない日本兵を説得しに水島は現地に赴く。

⭐️レビュー

有名だけど見てなかった。
戦争の話だから泣くかなと
身構えてたけど
戦中の話でもなく
衝撃的な銃撃シーンや
悲惨さ厳しさを
伝えているわけでもない
静かな戦争映画だった。

三國連太郎の
若い頃を初めて見るから
どの人か分かるかな?と思ったら
佐藤浩市、お父さんそっくりー。
名前が最初にあるから
水島役かと思ったら隊長役。

実話かと思ったけど
作者は現地に行ったことも無く
僧侶も楽器演奏禁止で
想像のお話らしいが
日本兵とイギリス兵が一緒に歌う
「埴生の宿」や
最後の「仰げば尊し」は
帰還兵、水島の残る理由、
それぞれ思うと心打たれます。
卒業式以外で聞くとは。
実際戦後すぐ、あの状況で歌うかな?
って思うけど、
こうだったらいいなという願望かな。
共通の心に響く歌があるっていい。

外国の歌一切禁止だと
思っていたけど、
何曲か国民の歌として親しまれている
外国の曲はOKだと知らなかった。

竪琴を弾いたり
捕虜っぽくなかったり
おそらく全然違うのだろうけど。
でも戦争経験者ばかりの人が 
当時見て批判する人も絶賛する人もいて
水島が戦死した日本兵を
供養するために残ったという理由を
納得出来るか否かとかを
経験してない人がアレコレ言うのは
違うのかなぁと思った。
分からないけど。

戦争してはいけないと伝えるだけでは
ないんだなと思った。
りゅか

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