Haruyuki

太陽の蓋のHaruyukiのネタバレレビュー・内容・結末

太陽の蓋(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

 忘れてはならない出来事を多面的にとらえ記録する、というのは大切なことだし、この災害に関しては何度でも検証する必要があると思われる。 
 Fukushima 50と見比べると、やはり興味深い。作り手の立場が明らかになる。この作品は原発を無くすべきだ、という立場で作られているように感じた。
 電力会社本店の首脳だけが、登場人物の中で明確に否定されているようだった。論文ではないので当然だが、過去を評価するならば、その軸が明確になるべきか。原発への賛否なのか、危機管理の方法についてなのか、逃げる人間と逃げない人間の相克なのか、・・・評価するのではなく、明らかにするだけ、ならば、逆に、本店幹部の描き方も多面的であるべきであろう。
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