新米記者サンウォンが追いかけることになったのは実験により魚顔になったパク・グだった。
設定は面白いから脚本次第ではいくらでも面白くなりそうなのに。
まとまりが無さすぎて、結局何が言いたいのかが分からない。
民衆の愚かさ?真の記者とは?研究者の傲慢と後悔?
韓国社会を風刺してるようにも見えるけど、いまいちしっくりこない。
ジャンルとしても、コメディにしたいのか、人間ドラマにしたいのか、いずれにしても中途半端。
何より、肝心のサカナくんと記者がそんなに絡んでないくて、単にカメラ回してただけの人にしか見えない。
だから友情ものにも見えないし、最後にサンウォンがあのヒロインもどきに投げかけた「何故俺に?」に対する回答が取ってつけたかのようにしか見えない。
あの父親とか弁護士もキャラが薄っぺらい。
この2人も最後に適当なその後を見せられる。
気をてらった設定だけに頼ってしまって、肝心の中身を疎かにしてしまった作品。