もはや宗教的な匂いが漂うまでの民俗感に私はアレルギー反応を起こしてしまいましたが、なんとも強烈で芸術的な世界観!
最初のかくれんぼのシーンからセンスを感じます
時計、つまり「時」、は家族で共有す…
名前はこれまでに散々聞きつつも、人生で初めて触れる寺山修司作品。親と相容れず、後に修正してしまいたくなる自分の過去というシンプルな素材も、寺山修司の手にかかるとこのような形になるのか...時間軸の壁…
>>続きを読む歌人の寺山修司が監督と脚本を務めた映画。ジャンルとしてはカルト映画になるのだろう、とにかく奇妙奇天烈な映像の連続で異質な世界だった。
白塗りの人達、半裸で踊る女性、個性的な人の集まるサーカス団、川…
あの独特な空気感、一度は訪れたい恐山。
母から派生する、全てのトラウマと、触れる女性たちの強烈な象徴的イメージ。
アングラぽく写しているけれど、全てがしっかり伝わってくる。
映像が美しい。
恐山…
ひたすら奇想を羅列するところは、アレハンドロ・ホドロフスキーの諸作品に通じる。粟津潔の美術は見事だし、日本の土俗をベースにした奇想の数々はホドロフスキー映画より馴染みがあるけれども、それらを羅列する…
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