このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃいい意味でうっ。となるセリフが多かった。
過去の自分が白塗りなのは厚化粧しているからだ。厚化粧して本当の自分を隠しているからだ。
厚化粧をとったところで、向き合ったところで、今の自分を変えることはできず。ただただ美化されていたはずの過去が事実になり。
モノローグ❓って言うんだっけ、
なんかこれ講義で学んだ気がするけど名前が出てこない。作品内でこっちに語りかけるやつなんて言うんだっけ。わかる方いらっしゃいましたら教えてくださいまし。
とにかくそれが皮肉にもよかった。
母親という呪縛。
昔は新宿のあすこにマックがあったんですね。
今の自分を変えるには過去の自分を紐解くしかないが、それをしたところで結局…
という分岐の話。
変えれたら強いんですけどね。
なんにせよ幼少の折におこった出来事や、家族というものは、その個体にとっていちばんの法律であり国家であるから、それを簡単に覆そうなんてことができるわけがないのです。
いつまで経っても私は私のまま。
なかなかに皮肉の効いたいい作品だとわたしはおもいました。