寺山修司の和歌集を本人自らが映画化させたもの
序盤から母のイタコ芸やサーカス団と出会う風変わりな少年期が描かれ、カメラワークや映画の色調もそれと共に変化していくのが印象的
後半のフェティッシュなエロ…
まずこれを映像化しようとしたことに度肝を抜かれたよ。今見ても前衛的って意味不明なくらいすごい。
理想と現実の境界線を哲学的に表現しており、メタ的なシーンも数多くつい見入ってしまうほどであった。
個…
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アヴァンギャルドなシーンが100分間繰り出されるんだが、そこに妙な説得力と熱量を持たせる監督と演者の技量がすごい
本筋は母子のあれこれや美化された過去の精算?色んな解釈ができるし、おおよその意図は汲…
解釈しがいのある余白をうまく残しつつ、ぶっ飛んだアイデアが詰め込まれた作品。
自身の美化された過去を紐解く作品を、当時の技術でここまでオリジナリティあふれる内容に昇華するのはシンプルにすごい。
今…
大人になってからみると、好きなものをあれこれ混ぜ込んだ結果オリジナルな世界観になった、というのが見て取れる。そこも込みで面白い。
八千草薫さんが どえらい事をしてみえる場面。あれで八千草薫さんは大…
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「母親を物語の中でさえ、殺せなかった』という部分を物語にできることが才能なのかもしれないなーと思うなど。
雛壇が川を流れてくるシーンとか、そもそもの白塗りとか、わけわかんないんだけど食らうものがあ…
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めちゃくちゃいい意味でうっ。となるセリフが多かった。
過去の自分が白塗りなのは厚化粧しているからだ。厚化粧して本当の自分を隠しているからだ。
厚化粧をとったところで、向き合ったところで、今の自分…
こういう前衛崩れみたいな、エログロナンセンスの世界、あんまり得意じゃないんです。溝口正史、夢野久作、丸尾末広、ガロ系に括れる全てが。
確かにガジェットというか美術や謎の演出なんかはそういう世界なん…