GaPTooth

零号作戦のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

零号作戦(1952年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

原題:ONE MINUTE TO ZERO

良くできていて面白かった(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
戦争はアカン。悲劇しか産み出さん。
戦場に向かう男たちも、遺された女たちや子供たちも、それぞれが辛く悲しい日々を送ることになる。
とにかくミッチャムが戦場で語る台詞が胸を抉る。
戦闘シーンも上手く編集しとる。セットの爆発が実際の戦闘映像と繋がれとるから臨場感溢れとる。

1950年。春。
北では共産主義の嵐が吹き荒れ、韓国は北の侵略を防ぐ準備を始めていた。戦術は旧式で装備も粗末なものだったが奮闘していた。

米軍が軍事訓練の指導をするのだが「言葉の壁」があり難しい。
スティーブ大佐(ミッチャム)がチン大将や韓国将校に助言するのだが英語が通じない。言っても分からないならとパーカー大佐と2人で手本を見せる。ミッチャムの頭上ギリギリに戦車のキャタピラが|д゚)!!

そんな韓国で、国連に勤めるリンダ・デイは保健衛生班のアシスタントをしていた。
北朝鮮の食生活と予防接種に関する調査を行う為に国境を越えたいが「北朝鮮は危険だ」と許可が降りない。
リンダはスティーブ大佐に協力を要請するが「北朝鮮の軍が動いている。戦争の計画はモスクワ。ヒトラーと同じだ」と反対される。

日曜日の朝。開戦。
北朝鮮からの攻撃が始まる。
北朝鮮の背後にはスターリンがいるのは明らかだと思われた。
『北朝鮮当局は安保理事会の決定を無視したのは明白。韓国への侵略が続いてる』と発表。

スティーブ大佐の言葉が的を得ている。
『どこも隣人を責め侵略から自国を守る』

新しい司令が届く。
「米国市民は避難。韓国から退去させよ」

リンダが国連職員として"外交政策"を唱えるのに対して、スティーブ大佐は"軍事支援"を行うことを示唆。リンダに「退去準備をしろ」と命じる。

ソ連軍による機銃掃射。
ソ連が北朝鮮への軍事支援を表明した。

国連安保理事会の緊急会議の結果『北朝鮮の韓国への軍事侵攻は平和を侵すものであると決議した。国連のあらゆる加盟国に支援を求める』という緊迫した情勢になる。

家族や婚約者のいる兵士たちは一時的に地元に返されて束の間の逢瀬に酔う。

共産軍の攻撃は激しさを増し、町は焼け、人々は家を失った。残されたのは「破壊」と「死」
兵力、火力、ともに劣る韓国軍は守備と後退、守備と後退の繰り返し。敵の南下を阻止できずにいた。

米軍による軍事支援が半端無い。
敵の戦車隊へ空爆💥ボッカーン💥
9機の戦闘機で💥ボカン💥ボカン💥

オーストラリアの王室空軍8機のムスタングが飛来(笑)敵の歩兵隊を撃破💥

屍累々(*T^T)

が、北朝鮮が駆使する奇襲部隊によるゲリラ戦には手も足も出ない。

奇襲部隊の投げた手榴弾で負傷し緊急病院へ担ぎ込まれたスティーブ大佐は、見舞いに来たリンダと再会。
リンダの家。命の恩人であるスティーブ大佐を向かえての夕食。
スティーブ大佐が《日本の歌を日本語で歌う》ヾ(≧∀≦*)ノ〃

愛を確かめ合うスティーブとリンダ💕

防衛戦を抜けるために難民に紛れて移動する"敵の奇襲部隊"への攻撃にスティーブが志願。韓国へ向かうことになる。
時同じくしてリンダは難民救済のために韓国入り。

難民が押し寄せる。奇襲部隊が紛れてる。
ベビーカーの底に機関銃が仕込まれとる。
女装した兵士の腹回りにモスクワ製の銃。
民族衣裳の下に戦闘服。
難民を銃で脅しながら進軍する奇襲部隊。
あの手この手で防衛戦突破を狙ってくる。

奇襲部隊を攻撃すると大勢の難民も犠牲になってしまう。

さあ!どうする?!スティーブ大佐?!

まさかの💥💥難民ごと💥💥まとめて💥💥

スティーブは任務を全うしたにすぎん。

それは、
適切か?!
虐殺か?!

リンダの気持ちも分からんではない。
けど、これが戦争。

スティーブの上官ジョンが、リンダに現実(北朝鮮の奇襲部隊による米国兵士の虐殺死体)を突き付ける。
リンダは改心し、スティーブの無事を神に祈る。世界の平和をも祈る。

その頃、スティーブは再び戦地へ。敵の補給線を断つ任務に就く。
英国軍歩兵部隊がバグパイプを先頭にやって来る。

ゲリラ戦に弱い米軍。
1人、また1人と戦死を遂げていく。
スティーブが窮地に立たされていることを知ったジョンが援軍を率いてやって来た。
守備良くパラシュートで弾薬を投下。が!戦闘機から出火。パラシュートで脱出したところを狙われて集中砲火を浴びて戦死(*T^T)

成果を挙げたスティーブは将軍へ。
待っていたリンダとの再会。
が、すぐに戦地へ。

ミッチャムがバズーカ砲で戦車を仕留めたり、オートロックで閉め出されたりする姿を楽しめる。
ミッチャムが日本の歌を日本語で歌うシーンがあるんだけどね。とても日本語には聞こえない(笑)
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