間の取り方やラストシーン、色や音楽に意味をもたせた使い方など、フランス映画に感化されたような雰囲気の作品。
観終わった後つづく映画の残す余韻が長い。
昔の友人(謎めいた男)が急に現れ、主人公は彼をやとうことにする。
謎の男は急速に主人公の家族に慣れ親しんでいって…
起承転結の転が2回きて、静かな語り口ながらもストーリー展開はテンポがよい。役者もいい。特に主人公の夫婦2人。
事件を通して、なにげない日常、なにげない周囲の人たちのたいせつさに主人公が気づいたのか?
ラストシーンの水の中のシーンが美しい。
けれど、救いがあったのかないのかよくわからない話。たぶんたいせつさに気づいたという救いがあったのかな