ひげしゃちょー

土竜の唄 香港狂騒曲のひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

土竜の唄 香港狂騒曲(2016年製作の映画)
4.2
潜入捜査官の緊張感など微塵もないし、物語も前作よりも散らかっている気がするが、破茶滅茶さとくだらなさは大きくパワーアップ。一言で言うならお祭り騒ぎ。 生田斗真も堤真一も古田新太もキャストの方々もかなり楽しく演じられたんじゃないだろうか。 生田斗真のオーバーな顔芸もスケールアップしていて車の中での本田翼とのラブシーンもかなり笑える。 勃起の度合いをリコーダーの音で表現する発想なんか非常にくだらなくて面白い。 『ゼブラーマン』シリーズと合わせると4作目になるが今作が三池監督の個性とクドカンの個性が一番うまくミックスされてる。 虎に頭を噛まれながら落下したり、パピヨンがゲーム機で操られたり、菜々緒や本田翼が口元をうんこまみれのズッポンで吸われたりと笑わせる見せ場は十分だし、鈴木砂羽の谷間が露わになったセクシーショットも仲里依紗と菜々緒のパンチラもあるしお色気ショットもばっちり。 コメディになりすぎず、セクシーにもなりすぎず、程良い感じの少年漫画の実写映画になってる。 生田斗真と菜々緒のアクションシーンを筆頭にキャスト陣のアクションシーンもかっこいい。後半の瑛太の芝居もいい感じ。 虎に関してはかなりリアルなVFXに仕上がっている。だからこそ、高層ビルからの落下シーンでの涙が笑える。 是非ヒットしてもう一作ぐらい続編作って欲しい。