イチロヲ

恐怖女子高校 暴行リンチ教室のイチロヲのレビュー・感想・評価

4.0
勇猛果敢な新入生のズベ公グループ(杉本美樹、佐分利聖子、太田美鈴)が、教頭(今井健二)の後ろ盾を利用して圧政を敷いている風紀委員(衣麻遼子)に反旗を翻す。東映「恐怖女子高校」シリーズの第2弾。

東映ピンキーの醍醐味は、つい最近まで素人だった少女たちを起用して、法的に不可能なはずの撮影を白昼堂々とおこなっているところにある。本作ではゲリラ撮影の妙こそ薄くなっているが、鈴木則文のスキャンダラスなサービス精神はあいかわらずのもの。

表面上では、杉本美樹と池玲子のダブル主演のようだが、池玲子は中盤になってから登場して、良いところを持っていく。学園の裏事情を探ろうとするジャーナリスト(渡瀬恒彦)の登場が、なかなかどうして見応えあり。

エロシーンでは、現在のアダルトビデオであたりまえのように使用されている、電動マッサージ器がいち早く登場。そしてクライマックスでは、女子生徒たちと機動隊が衝突して、安保闘争さながらのバイオレンスが展開される。
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