まさかマチェーテが登場するなんて！と興奮したのが最高潮。
後はひたすらテンションが下降していくだけの映画でした…無念。
精神病院から脱走した7人のサイコパス達が潜む最凶お化け屋敷！
…なんて相当楽しそうな題材なのに全てに於いて温いんですよ、ぬるぬるのぬる。
そもそも登場するサイコパス達に魅力ないのが辛い。キャラが弱くて顔も覚えられない。
唯一目立ってた白塗り女も悪目立ちというべきか…毎回四苦八苦して人殺しする姿にサイコパスとしての余裕はありません。
一番テンションだだ下がりしたのが、この白塗り女が人間の首を切断するシーンで、まるでケーキみたいにサクサクと切り離しちゃうんですよね。
首に骨があることをご存じないのか、こういう人体への軽視を目の当たりにすると一気に作品への興味が薄れちゃう、超ガッカリ。
やたらめったら軽薄なゴアを見せられるくらいなら、たった一つの拘り名場面を見せてくれた方がよっぽど価値があるってもんよ。
「コメディ色の強い映画だから」というフォローも出来なくはないけど、そもそも基礎が緩いからコメディ面も全然面白くなかった。
マチェーテ主役で作り直した方が楽しそう。その際はもちろん骨にも拘っていただいて。
