兄妹の能力。
母の病気。
父の狂気。
禁忌と悲劇。
深そうで全然深くない映画。そもそも何が言いたかったのかも掴み取れず。
「いい考えがある」と言って妹がとった行動が一番理解不能。誰かに見つけてもらうため?
以下、勝手に解説とちょっとネタバレ。
瞬間移動ができる兄妹が両親と一緒に暮らしている場所は森の中で、高い壁に囲まれている。兄妹の能力を恐れている父親が、外界からシャットアウトするために、そのような生活をしているらしいのだが、そんな壁意味なくね? 瞬間移動で向こう側へ行けるんじゃないの? と思いきや、この兄妹の瞬間移動は ‶移動先が目視できていないと使えない” みたい。劇中でそれは説明されないけど、父親が兄妹にお腹を壁にくっつけさせた状態で服に釘を打ってはりつけにする罰を受けさせたり、兄をクローゼットに閉じ込めたり、妹の顔に袋をかぶせて目隠ししたりするので、それらを総合すれば「ああ、そういうことか」と推測できる。なので「瞬間移動でとっとと逃げろよ」なんてツッコミはご法度というわけですな。
とはいえ、最終的に妹があの高い壁を越える方法を思いつくわけですが。