主人公であるアル中の女性が、毎日、電車の窓から、
別れた夫と住んでいた家の付近を
うらやましそうに眺める物語。
その別れた夫は、アル中の女性と結婚していた時期に
不倫していた相手と再婚し、子供にも恵まれ、
幸せそうに、離婚前に暮らしていた家に暮らしていた。
その子供のベビーシッターは、2軒隣に住むラブラブ夫婦の妻で、
性欲まんまんであるが、若いころ自分の不始末で、わが子
を死なせてしまうという、夫にも言えない過去をもっていた。
そして、主人公のアル中の女性が電車から見ていた
幸せそうな家は、ベビーシッターの夫婦であった。
というトライアングルの関係なのだが、
主人公がアル中の女性なだけに、ストーリーが
嘘に隠れていく。
当然、物語は、悪いほうにも、ねじ曲げられる一方で、
それを利用して、物語を故意にねじ曲げている人が
いるというのが本スジになってくる。
不妊、不倫、アル中、セックス依存などの問題は、
当事者しかわからないというのが本音で
遠くで見ている人にとっては、幸せそうに見えたり
するということなのでしょうか?
結論として、ゲスい人間が、不様に葬られるのですが、
行きつくところは、不貞の行為そのものだったという
なんとも、ストレートな話でした。
んー幸せってなんだっけ?