YasuhitoArai

パリ横断のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

パリ横断(1956年製作の映画)
3.6
クロード・オータン=ララ監督作品。
1942年ドイツ統制下のパリ。ブールヴィル演じる元タクシー運転手のマルタンは闇市に売るための豚肉運搬の仕事で稼いでいた。一人では持っていけない量の豚肉を運ぶことになり、酒場にいたジャン・ギャバン演じるグランジルを仕事に誘うが・・・という話。

豚肉の入ったトランクを両手に持って、男二人が夜のパリの道を歩いていく。パリの道を歩いていく間に会話のやり取り、警察に見つからないように家の中に入ったりというのが挟まれる。キャラの違う二人の男のかけあいがコメディ的。まさに珍道中。

ジャン・ギャバンは顔芸と大声連呼で笑わせてくれる。
ブールヴィルも小心者で、妻とけんかして意地を張ってもやっぱり奥さんが好きというキャラがいい。
二人が歩く後から犬が3匹豚肉に釣られてついてくるのも可愛らしい。

全体的にくすりと笑える感じだった。
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