タミキーリ

パリ横断のタミキーリのレビュー・感想・評価

パリ横断(1956年製作の映画)
4.7
めちゃくちゃ面白かったな!時代背景も私の興味ある時代だし。ジャン・ギャバンが最高。

1942年のパリでナチス占領下にある時期が舞台なんだけど、悲壮感よりも笑いもきちんとある緩さが楽しい。そしてもちろんハラハラもする。後半ジャン・ギャバン扮するグランジルがスカーフみたいなマフラーを首に巻いて夜のパリで大声出してるシーンは、サッカーの試合みたいだった(笑)

上映終了後のトークショーも良かった。トークショーでも触れていたけど、グランジルとマルタンがドイツ兵に捕まる場面の映像が素晴らしい。ライトに照らされた影絵で表現するんだけど、かなり痺れた。あとラストがああいうのは素敵だなと。正直マルタンが連れて行かれて終わると思ってた。