シネフィルmonk

パリ横断のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

パリ横断(1956年製作の映画)
4.4
『ゴーモン珠玉のフランス映画史京都篇』を2週間限定上映の出町座へ何度も通い、手持ちのDVD等と併せかなりの作品を観たが、『パリ横断』はとりわけ格別だった。DVDもVHSも出ていないようで、視聴困難な希少作。

ドイツ軍占領下のパリを舞台に豚肉を闇市場へ運ぶ元タクシー運転手のマルタン(ブールヴィル)と酒場で知りあった正体不明のグランジル(ジャン・ギャバン)が灯火管制が敷かれるパリの漆黒の街を両手に豚肉を詰め込んだ鞄を持ちながら珍道中を繰り広げる。

おまけに肉屋ジャンビエをルイ・ド・フュネスが演じ、喜劇出身のブールヴィルと強面のギャバン交えた3人のコミカルな掛け合いが絶妙。ギャバンの正体が後半に明かされるが、とても貴重な作品でした。もう一度観たい映画にしかと記憶しときます✨✨✨👍
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