控えめにいって面白くない。
(filmarksの試写会で観賞させていただいたのに申し訳ありません)
全くダメかというと微妙で、ビジュアル面は中国国産アニメとして独自性を出すことに成功しています。斉天大聖(孫悟空)の冒頭とクライマックスの後ろ姿は単純にカッコよく決まってます。
事前にホームページの内容は目を通したのですが、妖怪側の深掘りが浅く、本編でほとんど語られないので何のために子供集めてるかがよく分かりません。(日食で生贄に捧げて、更に力を高める的なやつですよね。)
プロダクションノート曰く、「西遊記」のシナリオを現代でも共感出来るようにリアルにアップデートを目指したとのことですが、結果としてはテーマが浅くなっただけのような気がします。
88分と短めの作品ですが、体感時間はそれ以上。アクションは多いのですが、話が進まないため長く感じます。
私の隣の2人組は40分ほど残して帰ってしまいました。さすがに試写会で途中退出は如何なものかと思いますが。
なんだかCG の技術デモンストレーションのようで、ストーリーよりもただ派手なシーンを詰め込んだような印象です。
ごめんなさい、私はダメでした。