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蜂の旅人の&yのレビュー・感想・評価

蜂の旅人(1986年製作の映画)
4.5
【2014/1/23:バルト9】移動と時の経過そのものが意味をなす、正しい意味でのロードムービー。
少女が出てきてからの展開では、かなり直接的に「老い」と「愛」を描いてて(言及もしてる)、今思えばアンゲロプロス作品の中でもちょっと異質かも。トラックのまま店に突っ込むとか衝動的過ぎ。でも、ジュークボックスで踊る少女がスピロと目が合った時の表情なんてたまらないアンゲロプロス感で好きなシーン。
この作品に限らず、アンゲロプロスが切り取る日常はほんとに美しい。ブルーカラーが集う酒場、ガソリンスタンド、海岸のカフェ、結婚式、ジュークボックス、劇場。個人的には「こんな風景を自分の目で見ることができるなら私はいくらでも働いていろんな国に行ってやる」と、趣味としての旅行を始めるきっかけにもなった。
映画の感想になってないけど、アンゲロプロス観た感想を文章にするの難しい…、、
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