青二歳

清水次郎長の青二歳のレビュー・感想・評価

清水次郎長(1938年製作の映画)
3.6
東宝1938年大河内傳次郎の次郎長。“貸元”になるずっと前、売り出し中の次郎長という設定で子分衆は出てこず。しかも弟子にしてくれと押しかける不良少年のヒョロい石松を更生させようとか展開が斜め上すぎる。結婚前のお蝶が押しかけ女房でまたキュート。
傳次郎は相変わらずフゴフゴして聞き取りづらく慣れるまで苦痛だけど、次郎長がその気風の良さで土地に顔を売っていく様子は妙にのどかながらコミカルで味わいがある。町人たちとの交流が描かれつつ、とにかく押し掛け石松(with猫)が可愛いったらない。本当になんなんだこいつは(´,,•ω•,,`)
後半の次郎長韋駄天走りは見事なアクション性。阪妻といい傳次郎も腰が固定されててスゴイ走り。期せずしていい“走る映画”に出会った。
青二歳

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