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歯まんのこのレビュー・感想・評価

歯まん(2015年製作の映画)
3.4
急遽観ることになった本作。自慢でもなんでもないんですがぼくもかつてこんなような話を妄想したことがあって…。自分の性器に鋭い歯があって男性器を食いちぎれる女性が主人公のお話。ぼくの中で妄想してたのだとその女性はもっと強くて、自分のその女性器を使ってどんどん男どもを殺しまくるまあいわゆるスプラッターものだと思うんですが、本作とは全くテイストが異なりますよね。


んーまあ長ったらしいかなと思わないでもないしまあまあ展開や登場人物の行動に疑問が出ないわけではないですけど、なんか言いたいことは分かるような気もする…。『愛のコリーダ』というか、「君のためなら死ねる」を本当に実践できるのか?という話なのかなと。

でも、トークで出演の水井さんもおっしゃってたけど、性行為=愛の結晶ではないと思うし、ていうか実際終盤で「エッチなんてしなくても一緒にいられるだけで幸せだよ」ってゆうすけ言ってたし、なんでそう言ってたのにセックスするのかなぁとは思っちゃいました。自分は死んで楽かもしれないけど彼女は人殺しの罪が一個増えるだけよね?結局最後捕まっちゃったし。自分も犯罪に加担していつかは捕まると思って自暴自棄になったのかな?なら彼女もろとも心中すべきなのでは?それか自分が死んだあとも彼女が平和に生きられるように殺しの証拠を完璧に隠滅して(自分の処分の仕方も伝えて)それからセックスすべきなのではないかと。

あと、下品な話になるかと思うんですが、彼女さんはセックスしててイク時に歯がぐわっと出て噛んじゃうんですよね。寸前で抜けばいいのでは?彼女も過去3回の性行為で自分がどういうタイミングで歯まん発動させるかは分かってると思うので…。

色々書いたけども、主演の方の子供っぽさと大人っぽさ(女性としての妖艶さ?)の危うい移ろいにはゾクゾクさせられたので満足です。
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