ソフィアコッポラはヴァージンスーサイズしか見たこと無いのに気付き、鑑賞。
同監督のミューズとも言えるキルスティン・ダンストに、ニコール・キッドマン、エル・ファニングと信じられない豪華さ。
全ての構図がキレイすぎる。完璧。
ドレスの御祈りのシーン。
めちゃめちゃキレイでしたね。
乙女の集合体が美しい。
冒頭は画面が暗すぎて見づらかった。
こんなにも女臭い映画は他にないかも。
もう本当に強烈な女臭さ。
女子更衣室の様に気分が悪くなるほどだ。
ここらからネタバレ
1度目のお食事会では
ひとタラシの
モテモテの兵隊さんにアピールすべく
女のマウントがスゴい。
なんだかんだマーサ先生は、エドウィナ先生に牽制しまくり。御家柄マウンティング。
アリシアは青くさい色気で誘惑しまくりからの、アップルパイ手作りアピール。
エドウィナ先生は、すかさず、あーそれ私が教えたやつやんな!?と。
こっっっわ!!
でもみんな聞いて。
ソイツくず男やで。笑
案の定、自業自得な目に遭って、逆ギレ。
女性達の親切さが反故にされた時、互いに牽制しあっていた彼女らは急激に結束力を高める。幼い生徒でさえ。。。
全員共通の敵ができたのだ。
エドウィナはただ1人男と結ばれたが、必要以上に取り乱し、女達の結束からはみ出れば、今度は共通の敵は彼女になるだろうことは容易に想像できる。
恐ろしいのはそれを誰も願っていない事。
「平静を装え。貴方はこちらの人間でしょう。」
という無言の圧。
こっっっわ!!!
こんなにも「女」を煮込んで凝縮した映画であるが、
ストーリーに対して
「そりゃそうだろバカな男。舐めんなや」
と、思ったから、
私も立派な女の端くれだ。
邦題がダサいのが不満。
90年代のエロサスペンスか。
侘び寂びが無さすぎる。
映画自体は意外と満足。