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ロスト・バケーションのmylifeのレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
3.5
「ザ・ビーチ」を観たトキに何となく本作のコトが気になっていた。ぼんやりと予想出来る展開だとは思うが「ロスト・バケーション」を初鑑賞してみた。

監督はジャウマ・コレット=セラ。今まで観た監督作品を振り返ってみたい。まずは「蝋人形の館」「エスター」「トレイン・ミッション」ぐらいかな。

「エスター」はまず越えられないとは思うが、どれぐらいの出来映えなのかを楽しんでみよう。ちなみに予備知識はサメの一点のみ。ヒロインにはブレイク・ライブリー。

さてと、サメ登場。実在する生物なだけに、やはり怖い存在である。普通の人間ならば立ち向かえるはずがないからね。対抗出来る人間がいるとしたら、ただ一人…「MEG ザ・モンスター」のステイサムくらいかな。

サメやワニを題材にしたパニック映画は割りと多いが本作は、その中でも面白い方だとは思う。何と言っても90分に満たない尺でコンパクトにまとめている印象なのだ。

原題は『浅瀬』なのね。邦題とはまるで違う。陸は見えるが人との会話が出来ないくらいの微妙な距離感がポイントかも。

おいでやす小田ならば、かろうじて声が届いたりして…なんて、そんな対岸に向けてのネタがあったのを不意に思い出した。まぁ、どうでも良い余談やけど。

岩場の上にいる彼女を見て何度か思いきって泳いでしまうと意外と戻れるかも。みたいなコトを考えてしまう。だが、そんな無謀な一歩を踏み出せる訳が無く、また自分に置き換えてもそんな勇気は出ないと感じるのだ。

そんなこんなで、飲まず食わず傷を負いながらにも孤軍奮闘している様はそれなりに惹き付けけられる。医学生と言う設定は出来過ぎなような気もするが総じて楽しめたので良しとしたい。
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