Tai

ロスト・バケーションのTaiのレビュー・感想・評価

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)
3.5
人喰いサメ!毒サンゴ!クラゲ!と海で遊んでて遭遇したくないもののオンパレードです。
海に行きたくなくなるほど恐かったです!

母の思い出のビーチに独りバケーションにきた医学生ナンシー。
日頃の嫌なことを忘れ、サーフィンを満喫する。
日暮れ頃、海上に不審な鯨の死骸に遭遇したところで凶暴な鮫に襲われる。
何とか逃げ切るもそこは引潮によって出来た人一人分の小さな岩場。
岸までは200m。鮫を振り切って泳げるはずもない。
かといって、人気の無いビーチに対し悠長に助けを待っていたら満潮になり、今度こそ餌食になってしまう。
タイムリミットが迫る中、閉ざされた空間で生き延びることができるのか。

という感じなのですが、この作品「エスター」と同監督だったんですね!
どうりで恐いはず‼︎(笑)
鮫と遭遇する前から、もう海中が不気味にしか見えない。
登場人物がほとんどナンシー独りに限定されているので、本編86分じゃなかったら、観ている側の緊張がもたなくなるくらい追い詰められます。
また主人公が医学生ということで、知識がある人ならではの生き延びようとする姿勢が余計に辛くなります。

昨今では映画の鮫といえば空を飛んだり、ゾンビになったり、頭の数が増えてたりと何でもアリの生物になっていますが、今作はシンプルな鮫の恐ろしさが直球で襲ってきます。
ストーリーはおまけかと思っていましたが、なかなかまとまっていてオチまでスッキリです。
複数人でワイワイ観ても楽しめるかも。


とりあえず、あの友達は額から血が出るほどナンシーに土下座してほしいですね。
Tai

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