1981年。18歳の庶民学生プリモ(ピエール・ニネ)は、ブルジョワのパリジェンヌ、ガブリエルと出会う。彼女に惚れるあまり、自分の身分を隠してブルジョワ達とつるみ始めるプリモの、ビターでベタな恋愛コメディ。

当時のフランス情勢を織り交ぜつつの恋愛物語なわけだけれども、正直恋愛面では★3.2の満足度。内容面では★3.5、一方でクスっと笑っちゃうようなコメディ面では★3.9くらい、、(笑)
正直、ピエール・ニネと『呼吸-友情と破壊-』のルー・ド・ラージュを見れただけで満足してしまったのもあったり。

途中の日本人観光客の女性たちが出てくるシーンは笑うしかない。笑
傷を負ったピエールニネの手当てを代わりばんこにやる場面や、パーリナイ的に騒ぎながらニネに「かわいい〜！」「かわいい〜！」とわめく場面など、笑いのてんこ盛り。
むしろニネさんの手当て役を私に譲って欲しかった。ウラヤマシカッタ…

だけどこの作品期待していただけあって、少し残念だったのが本音。特段悪いとは全く思わなかったけれど、何でしっくり満足出来なかったのか考えら、何点かやっぱり消化不良の部分がある。
まず、私の知識が乏しいのか、プリモとその友達がやってたバイトの内容(公道でカーレース？みたいなやつ)が全く分からず消化不良。
あとは、題名の意味。
『女の子が好き』っていうほどプリモは女にだらしなくないし、
むしろ親からの仕送り生活をする彼は、家賃そっちのけで仕送りをブルジョワ交際費に注ぎ込むような、頑張るドンマイ男。

どうやら原題でもそのような意味になるらしく、…うーん、誰か〜 ってかんじ。笑

まぁ、あとはあのラスト…？
私のそういう、なんか、男女の恋愛面で理解するスキルが足りないのか分からないけれど、それまで面白かった分、心情に入り込めず、なんか急に突き放されて幕閉じ な感じが。

ざっとこんな感じで…んーやっぱ1番はキャストが私得ってところでしょうか。
ピエール・ニネとルー・ド・ラージュのタッグはまた是非見たいです。

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