風来坊

ザ・バトルスの風来坊のレビュー・感想・評価

ザ・バトルス(2009年製作の映画)
2.0
UFCで有名な混合格闘技略称MMAを題材にしたスポ根映画。格闘技界オールスターが集結と聞いて手にとって手に取ったのですが、私が知ってるのはフランク・シャムロックだけでした…私が知らないだけでMMAに詳しい人はピンと来るのかも知れません。俳優ではヴィング・レイムスとジョン・サヴェージが出ていて知ってるのはこの3人だけ(´・ω・`)

ラスト30分の格闘技映画に残るノンストップファイティングシーンを見逃すなという事だそうだが…正直それほどでもない…しかし見所としてはここだけで冒頭のふざけたノリの特訓シーンとかムサイ主人公と美人なヒロインとのイチャイチャとかどうでもいい…。スポ根ドラマに必須なアイテムの義理と人情と言った浪花節的な物が不足しておりドラマ性に欠けるし盛り上がらない。バラバラだった家族がひとつにとかあるにはあるんだけど…。主人公が単細胞過ぎるのも盛り下がり要素…。

肝心のファイトシーンは荒々しいと言えば聞こえがいいですが、雑すぎて見辛い…MMAの臨場感を意識してリアルなファイトシーンを目指す意図は分かりますが、映画なんだからそこは少し気遣って欲しかったなと思います。邦題は単細胞なタイトルになっていますが、原題はサブミッションとなっていて関節技を見所にするのかと思いきやそうでもなく終盤に少しだけという何とも残念な仕様( ;∀;)

何が狙いで何を見せたかったのかが疑問の映画で、格闘技ファンの人こそ楽しめないんじゃないかと思います。大袈裟な謳い文句に騙され期待していた私も残念無念に終わった映画でした(。-_-。)
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