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丘のotomのレビュー・感想・評価

(1965年製作の映画)
5.0
最低レベルの無用な建築物にして屹立する理不尽ってな具合。あらゆるアングルにテンポの良いカット割とで陰湿な軍隊のあれやこれとそれに抵抗する囚人が描かれる。軍隊の縦社会に反抗して陸軍刑務所に送り込まれると云う、目をつけてくれと言わんばかりの設定なショーン・コネリー。丘を登ってるだけでもボンド的風格が漂う。古い慣習を崩して崩してからの鉄拳で台無しになるラストでどこまでもスタイリッシュなシドニー・ルメット。傑作。
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