Nao

丘のNaoのレビュー・感想・評価

(1965年製作の映画)
3.4
イギリス陸軍刑務所に送られた5人の囚人の内の1人が新任看守ウィリアムズによる過酷な訓練により過労死してしまう。

そこまでドラマ性はなく、ひたすら囚人の仕事や訓練の様子を看守が厳しく罵ったり、小馬鹿にしたりする内容続き。
厳しい中でも優しさや緩さが垣間見れ、話も聞いてくれる看守。
過酷な訓練は確かだが、それが何となく死に直結するような感じが個人的にはしなかった。
不条理といえば不条理。
それは間違いないけど、人種差別的なところや人権といったテーマが強く、一人一人の囚人の在り方が強調された作品だった。
ラストのこうなるんだったら今まで一体何を観せられてたんだろうという感じが良い。
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