うんちぶりぶり

丘のうんちぶりぶりのレビュー・感想・評価

(1965年製作の映画)
3.4
本題に入るまでが少し長いが良かった
デブが小物キャラに描かれがちなのは、事実だからなのか間接的にデブ批判してるのか。何にせよデブであることを正当化してるデブは共通して小心者である場合が多く、また、約束された立場を目指して生き、実際に身分を保証された人種は、自身の弱さを忘れるためかエリート意識や無駄なプライドを持つことで、責任転嫁は当たり前の小心者に成り下がる(あるいは元々)場合が多い。そのため本作のように囚人を奴隷やゴミと錯覚する人間も出てくる
弱さを罪だとは思わないが、戦争という非人道的な現実の悲惨さやそれによる心理的閉塞感はあれど、同じ人間である以上人権は存在することくらいの判断力や頭は持っていて欲しいものだ