ひええ

丘のひええのネタバレレビュー・内容・結末

(1965年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストに愕然とした...。
2時間ずっと自分の中で積み上げてきた様々な感情や希望が、わずか数秒でガシャンと音を立て、無惨にも崩れ落ちた。
この作品が鑑賞者を鬱にさせるほどの強さを持つのはきっと、わたしたち自身が映像を通して主人公と同化するからだ。同じ苦しみ、怒りを味わい、絶望し、そして希望にすがるからだ。
強い映像を作る監督の手腕に感服してしまう。
("丘"と呼ばれる人口砂丘を登り降りする過酷な訓練、腐った上官による理不尽な仕打ちなどは、フルメタルジャケットのハートマン軍曹が可愛く思えてくるレベルだった。)

構図がいちいち格好良かった。
ひええ

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