安堵霊タラコフスキー

シベリアからの手紙の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

シベリアからの手紙(1958年製作の映画)
4.0
クリス・マルケルの初期中編作品は思った以上に実験的だった

全体的に同録の音を用いていないアラン・レネ的なドキュメンタリーという印象だったが、後のテリー・ギリアム的アニメーションにジェリーがゲスト出演したり、宇宙人東京に現るのポスターをバックにフクロウの人形が語りかけたり、同じ映像を三回ほど使い回したりと時折変な表現がされている箇所も多く見られ、効果はともかくステレオタイプなものは作らないという監督の強い意志は感じられた