シベリアからの手紙を配信している動画配信サービス

『シベリアからの手紙』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

シベリアからの手紙
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

シベリアからの手紙が配信されているサービス一覧

『シベリアからの手紙』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに似ている作品として4件の配信作品が見つかりました。

シベリアからの手紙が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

シベリアからの手紙の作品紹介

シベリアからの手紙のあらすじ

開発途上のシベリアの街と風景や人々の様子を、アニメーションやアーカイブ映像を挿入しつつ書簡形式のナレーションで描く。“シネ・エッセイ”の作家として注目された1作。

シベリアからの手紙の監督

原題
Lettre de Sibérie
製作年
1958年
製作国
フランス
上映時間
61分

『シベリアからの手紙』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

3.5
平尾昌晃・畑中葉子「カナダからの手紙」の元ネタにして早見純『ラブレターフロム彼方』の大ネタ元(もちろん嘘)。同じ映像に三度被される異なるナレーションが何を意味するかは正直分からないが、現在・過去・未来でも良いのだろうし、共産党政府・そこに住む住人・他国からの視線でも良いのだろう。この作品、いやこの「手紙」でマルケルが訴えたいのは「第三者視点」の重要性なのであろうし、ここに皮肉めいて、かつ遊び心満載で映し出されている「シベリア」の姿はきっとまだ誰も知らないものであったろうと思われる。と、なんにせよクッマが超可愛ゆくて…動物バラエティみたいに観ちゃってすまぬ。カラトーゾフの『送られなかった手紙』みたいにくだりもあったし、巨大クレーンはやはり萌える。試される大地どころでは無いが、そこに息づく生活の温かみを感じた。
nagashing

nagashingの感想・評価

4.0
近代と前近代の風景を交錯させ、工事や重機のスペクタクルと原住民や動物のスローライフを往復し、地下の凍土から宇宙へと飛躍する記録に、アニメや過去のニュース、擬似CMなどさまざまなフッテージを縦横無尽につなぎあわせる。この映像もすごいが、こいつを完璧に従属させてしまうテキストの破壊力がまたすさまじい。次々と複層的にイメージを喚起・更新させながらシベリアの歴史を総ざらえする皮肉の効きまくったべしゃりが圧巻。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
「シベリアからの手紙/ある闘いの記述」

冒頭、豊かな土地のロングショットと民族の歌が聞こえてくる。ここは遠い異国シベリア。世界で最も広大な地である。白樺の林、愛の言葉、電柱を登る男。今、遊牧民たちの生活が映される…本作はクリス・マイケルが1957年と61年に監督したアニメーションやアーカイブを取り入れた作品で、この度DVDを購入して初鑑賞したが素晴らしかった。

まず、シベリアからの手紙に言及する。

1917年のロシア革命から5年後、1922年に成立した人類初の社会主義国家ソビエト連邦。これはどんな人でも知っていることである。そして第二次世界大戦終結を経て、1957年にマイケル(本作の監督)は劇作家であるアルマン・ガッティらとその旧ソ連東部にあるシベリアを訪ねたとのことである。この作品の面白いところを言うならば、シベリアの街と風景、革命体制を信じている人々と特権的暮らしをする党幹部をマンモスのアニメーションやアーカイブ映像を使ってナレーションとユーモラスな演出で描いているところだ。


この作品は「レベル5」と打って変わって非常に好みである。まず、冒頭の美しい白樺の林のファースト・ショットから魅力的である。そして民族の合唱が聞こえたり、ナレーションが様々なものを語る演出が非常に居心地が良い。なんともフランスの秋を彷仏とさせる紅葉の美しさが前面に押し出ている。まさに原風景の心が写し出されている一本てはないだろうか。

小さな村にいる人々、小動物の群れ、暮色、シベリアのレナ川や小さな集落、アヒルの群れや可愛らしい狐、鷹、マンモスと言うアニメーションを使っての可愛らしい解説などが非常に好みである。たかが60分程度しかないため、さらに飽きずに見やすいし素晴らしいものである。それにシベリア横断鉄道のショットは本当に美しくノスタルジックである。

それに少しばかり近代的要素を醸すイルクーツクのダムの描写なども圧倒的である。遊牧民の生活やトナカイの角を切ったり、子供が映ったり、少しばかりアバンギャルドな手法で色素を徐々に薄めてモノクロームの世界にさせたりと面白い実験的な映画である。特に個人的に美しいと思った…というか近未来的な映像だったのがマイナス69度のシベリアで最も寒い雪景色の空撮が非常に魅力的である。

それとやはり小動物が結構この映画には出てくるのだが、それも可愛らしく癒される。当時の人々のカメラに向かっての好奇心あふれる笑顔がたまらなく好きだ。



余談だが、フランス映画評論家でヌーベル・バーグに大きな影響与えたアンドレ・バザンは本作を、シベリアの過去と現在に関する真実を映画でレポートしたエッセイ、ある詩人によって描かれた歴史的、政治的エッセイであると表したらしい。この作品意外や意外に製作群がプロフェッショナルな人たちばかりである。まず撮影にサッシャ・ヴィエルニーが担当している。彼はレネやグリーナウェイの作品で知られている。それからトリュフォーの作品とかの指揮を務めてきたジョルジュ・ドルリュー、音楽はヴェルダ作品を担当してきたピエール・バルボーである。

それからLEVEL5でもそうだったが、本作にも日本の映画である「宇宙人東京に現れる」と言う映画のポスターが一瞬映るのだが何か意味があるのだろうか。彼のスタイルはドキュメンタリーともフィクションとも異なりシネ・エッセイと呼ばれる映像作家として注目されるので、中々風変わりな作家だ。

『シベリアからの手紙』に似ている作品

東から

上映日:

2023年04月08日

製作国:

上映時間:

115分
3.8

あらすじ

平凡な主婦の日常を描いた『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』が絶賛されたベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンが、ポーランド、ウクライナ、東ドイツほ…

>>続きを読む