こたつむり

LEGO(R)ムービースーパー・ヒーローズ:ジャスティス・リーグ クローンとの戦いのこたつむりのレビュー・感想・評価

3.4
レゴブロックの世界観で活躍するDCヒーローの物語。

『悪の軍団誕生』が想定よりも楽しかったので、息子の希望により本作をセレクトして鑑賞しました。本作は時系列的に『悪の軍団誕生』よりも前の位置付けのようです。そして、DVDに特典として別作品が入っていましたが、たぶん、それが第一弾。本作が第二弾。そして『悪の軍団誕生』が第三弾。という位置付けなんだと思います。まあ、特典映像よりも前の話も存在するみたいなので、あくまでも(仮)ですけど。

さて、本作の内容ですが。
悪役が所持していたコピー銃で、ヒーローたちの分身が生まれてしまう…という物語。だから、このコピーたちが物語の鍵を握っているわけですが、とても可哀想な扱いなのです。ヒーローたちとは性格も能力も正反対…という設定なので、住民たちに迷惑を掛けるのも仕方がないのですが…。

特にスーパーマンの対応が。
ヒーローとは思えないほど冷徹なのです。
良いことを言っているようでいて口先だけ。しかも、欠点ばかりのコピーたちの方が、人間味溢れていて微笑ましいですからね。確かに迷惑を掛ける存在だとしても、その取り扱いはどうなのだろうと首を傾げたくなるのです。これは、壮大な皮肉なのでしょうか。

まあ、そんなわけで。
次回作『悪の軍団誕生』よりも尺が短いので単調な展開ではありますが、なかなか深く考えこんでしまう作品でした。子供はそんなことを考えずに楽しんでいましたけどね。うん。そう考えると、大人も子供も違った視点で楽しめる秀逸な脚本なのかもしれませんね。

それにしても、『悪の軍団誕生』もそうですが、レゴブロックである必然性は少なかったです。その辺りは、もう少し工夫してもらいたいところでありました。

To be continued…→→→『LEGO(R)スーパー・ヒーローズ:ジャスティス・リーグ<悪の軍団誕生>』
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