りょう

ブレードランナー 2049のりょうのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.8
007のパロマを見て以来、アナ・デ・アルマスの虜。ということで、鑑賞。しかも「ブレードランナー」は未見。

あまり派手な音楽がなく、全体的に静かと言うか、環境音というか、そんな雰囲気で進むので、そもそも長い映画だけど、さらに長く感じたかも。また、「ブレードランナー」を見ていないと、分からない部分もあって、ネットの解説を読みながら見て理解できました。

とにかくKが不憫でならない。レプリカントなのに自分が唯一持つ幼い頃の記憶が、実は本物の記憶だと言われて動揺し、だけど実は自分自身がある人のコピーだったという…。アイデンティティが崩壊するし、よりどころだったジョイもやっぱりただのAIだったし。でもそうやって自分のアイデンティティを知ろうと求めるのが人間らしいし、じゃあレプリカントと人間は何が違うの?っていう。

ジョイがKに直接触れられないからって、娼婦を連れてきてそれに同期して、っていうところは「her」のサマンサとそっくりだった。AIに体を与えたら、人間と何が違うんだろう。境目がもう分からなくなってくる。

ジョイがKの耳元でささやくシーン、字幕ではあなたは望まれて、愛されて生まれてきたみたいなシーンの「wanted, loved」っていうところがエロすぎた。何回も巻き戻した。

ウォレス社が本当にジョイを製品化してくれたら、まじでローン組みます。絶対アナ・デ・アルマスをモデルに作ってください。
りょう

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