伝説のSF作品『ブレードランナー』の正統な続編
親が名作なら、子も名作ときた
伝説を神話に昇華させることに成功している
不思議と懐かしい、ネオン輝く頽廃的なロサンゼルスのメガロポリスの景観は、流石の作り込み
ディストピアな未来のロケーションを存分に活かした芸術的なショットの数々は、本作を象徴するもの
記憶に焼き付く、キャッチーなシーンもたくさんあった
「人は特別な存在として産まれる訳ではない」という残酷な事実と共に、「自分の存在意義は自分で勝ち取ることができる」という希望が覗くテーマは、心に沁み渡る
思考の余地をたっぷり残した味わい深い作風
散りばめられた絶妙なエロスは、ディストピアを加速させる最適なスパイス
深夜に独り、じっくりと噛み締めながら観ることをオススメします…