アンソニー

ブレードランナー 2049のアンソニーのネタバレレビュー・内容・結末

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かったです。
ストーリーも読めない展開で楽しめたし
世界観と緊張感を損なわないように
丁寧に描いていたのが好印象です。

少しずつ答えが分かっていくの
良かったです。
「レプリカントが妊娠した」という
どデカいフックで観客を引きつけたの
すごいです。
続きが気にならないわけがない。
作られた記憶だと思っていたら
どうやら現実のものっぽいぞ?
という流れも完璧ですよね。
常に物語の推進力を保っていたところ
マジですごいです。

ラストの戦闘シーン。
あれがもう少し派手でも良かったかも
と個人的には思いました。
あと、サイバーパンクな街中を使った
アクションなりストーリーなりが
あればより良かったかなと思いました。
街を練り歩いてもっと人々の暮らしとか
街全体の雰囲気が出れば
もっと世界に入り込めた気がします。

あのホログラムの女の子いい役でしたね。
レプリカントでもなく、人間でもない
第三陣営として最高のキャラでした。
人間が作り出したレプリカントの会社が
作ったホログラム。
人間がレプリカントを奴隷扱いして
差別しているように、
踏みつけられて壊されるシーンとか
所詮変わらんなぁ…と思わされました。

終わり方も良かったですよね。
大義のために死ぬのが一番人間らしい…。
確かにそれもそうですが
彼は自分で選択して行動しました。
捜査官の頃のように従順では無く、
一人の男ジョーとして生きたんです。
それが良かった。

続編としては面白いところ
ついてきたなぁという感じです。
終わり方的にさらに続編作れそうでも
あるので、
もし制作されるのであれば
その時は劇場で観たいと思います。