ブレードランナー 2049のりりんのレビュー・感想・評価

ブレードランナーの30年後を描く続編。
前作全編に漂う、空狭く猥雑で繁華街の匂いたちこめるような雰囲気とは趣を変えて
無機質でガランとした色味少ない世界でありながら、
しっかり地続きで前作と繋がっている。
ストーリーは幾重にも重なり、細かい枝葉にも心を持っていかれる
(ジョイ……！！)
ので
何回見ても飽きません。
ライアン・ゴズリングはじめとするレプリカントたちが、言葉少ないのに仕草や表情で豊かに演じていて切ない。
この監督の、空を広く撮る見せ方がとても美しい。