ろく

ラブ&ドールのろくのレビュー・感想・評価

ラブ&ドール(2011年製作の映画)
3.0
人形が人間になってしまうというファンタジー(説明終わり)。

ジョウジョウ作品だけど今回は少しひねりなく最後もするっと終わってしまう。確かに吉沢の泣き顔にはちょっと感動するけど定型のラインは超えない。すまん、それほど感銘しなかったよ。

そして特筆すべき点は吉沢の歌声。もう信じられないくらいの……。ああ、それはこの映画を観てくれ。観ればわかるさ。人形のコスプレをして歌うシーンはある意味悪夢。これは寺山修二の映画だったっけと突っ込んでしまう。

ジョウジョウが今回ダメな理由は濡れ場が多すぎることもあげられるかも。もともとピンクだから濡れ場はあるんだけどジョウジョウの映画の場合変にエロシーン入れないほうが積極的にみられるんじゃないかと思っている。僕が感銘したジョウジョウ作品(ラブアンドロイド、恋の豚など)はどれもエロ少な目。たぶんエロに行ってしまうとジョウジョウのピュアな感覚と会わないんじゃないかとも思っている。そう、ジョウジョウはピンク映画を作っているけど童貞なんだよ!だからエロに行ってはダメなんだ。

とまあ文句言ったけど疲れた体にはジョウジョウ作品だよ。こんど映画も今泉とタッグを組んでいるし。アマプラの日本映画チャンネルNETではジョウジョウ今泉作品を結構な頻度で公開している。観るなら今だぜ。みんなベタな愛を感じるんだ!
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