のりまき

カフェ・ソサエティののりまきのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
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ウディ・アレン、ずっと苦手。
でも化粧薄めのクリステンが恋する瞳でテーブル越しにスティーブ・カレルを見つめるもんで目が離せなかった。その後、妻と別れることの出来ない恋人に絶望した彼女はジェシーといい仲になるのだが、この二年前に『エージェント・ウルトラ』でラブラブの役を演じてた記憶があるからなんか笑った。そのあと傷心のジェシーはNYに帰ってクラブのオーナーとして成功を収めるのだけど初恋を忘れられない。
可哀想なのは同じ名前の妻、ブレイク・ライブリー。何も悪くないのに浮気される。
ウディ・アレン、チビ(←偏見)でユダヤ人(←偏見)でニューヨーカー(←偏見)なのになんでこんなにもてる?脳ミソが下半身にある理屈屋なのに!なぜこんなに好き放題?
確かによくできているけれど、ちっとも気持ちよくない。「恋する人ってバカですね」「人は身勝手ですね」「女は考えなしですね」ちっともポジティブじゃない。ちっとも人生賛歌じゃない。オシャレだけど、ジャズがイカしてるけど、泡沫というのがピッタリ。
女に育ててもらっても女を大事にできないウディ。彼が自分の非を認める日は来るのか?
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