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カフェ・ソサエティのkuuのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
3.8
『カフェ・ソサエティ』
原題Cafe Society.
映倫区分G.
製作年2016年。上映時間96分。

ウッディ・アレン監督が1930年代ハリウッド黄金時代を背景に、きらびやかな社交界(カフェ・ソサエティ)に身を置くことになった青年の恋や人生を描いた米国製ロマンティックコメディ。

『ローマでアモーレ』(小生は観てないけど🙇)でもアレン監督と組んだと云うジェシー・アイゼンバーグが主演を務め、嗚呼ベラぁのクリステン・スチュワート、嗚呼セリーナぁのブレイク・ライブリー、ティーブ・カレルらが共演。
アレン監督が自らナレーションを務める。
女優陣が着こなすシャネルなどの華やかな衣装にも注目。

映画業界で働くことを夢見るニューヨーク生まれの青年ボビーは、業界の有力者である叔父フィルを頼ってハリウッドにやってくる。フィルの秘書を務める美女ヴォニーに心を奪われたボビーは、映画スターやセレブリティを相手に、フィルの下で働きながらヴォニーと親密になっていくが、彼女には思いがけない恋人の存在があった。

ウディ・アレンって人は、なんてまぁ女子の美しさを表現することに長けた監督なんやろ。
映画ん中で、女子キャストはとても自然でゴージャスに見える。
もちろん、衣装や音楽もそれを助けてるやろし、女優陣の美しさもあるけど。
また、ボビーのキャラは、ウディ・アレンのパーソナリティを体現しとんのか、少なくとも反映しているように思えます。
ジェシー・アイゼンバーグ(ボビー)は、いくつかのシーンで、自分のキャラを広げる傾向がある。
今作品は、暴力シーンはあるものの、政治的な意味合いや軍事的な含みはない。
加えて、頭にヒビが入ったり、脳漿が飛び散ることもない。
おそらく、ウディ・アレンは、殺人シーンを皮肉って、恐ろしい暴力を排除し、少しコミカルなシーンにするのが一般的な特徴なんやろな。
彼は常にストーリーに集中しようとしてる。
そしてそれってのは、人間関係の本質、特に婚外恋愛についてやと思う。ウディ・アレンは、不倫の論理を説明し、結論として、家族やビジネスに影響を与えない限り、婚外恋愛は良いことだと考えてるんちゃうかな。
下世話なこと書くと、ウディ・アレンが妄想エロジジイやと思う。
彼が起用した女優にきっと妄想しまくりでベタ惚れてる。
そやないとこないな魅力的な作品でけへんと思うねんなぁ。
そないな考えを持つ小生が変態か、彼も小生も変態かどちらやと思う。
今まで、スカーレット・ヨハンソン、マリオン・コティヤール、エマ・ストーン、ほんで今作品にはクリステン・スチュワートとブレイク・ライヴリー、どちらの魅力も最大限に活かしてる。
よっ!さすがエロ同志。
よっ!恋愛の大家。
女の魅力を知り尽くしとるなぁ。
本作のクリスティン・スチュワートの魅力、素晴らしいです、いつまでも観続けていたい気になりました。
また、衣装が魅力的。
本作は米国内の2つの都市が舞台となってるけど、ハリウッドシーンではショートパンツやシャツを合わせたカジュアルな服装。
ニューヨークのシーンではボディコンシャスなドレスやジュエリーを取り入れたラグジュアリーな装いが目立つ。1930年代のファッションについて衣装デザイナーのベンジンガーは『あの時代のハリウッドとニューヨークで面白いのは、ニューヨークは現代とほとんど変わらなかったこと。ニューヨーカーは自分たちを高く評価していてハリウッドに興味がなく、富裕層はシャネルなどヨーロッパのデザイナーによる服を好んで着るようになっていた。一方、当時のハリウッドでは1930年代独特のファッションが生まれて、ボタンワークなどが流行していた』
と説明。
本作では『シャネル(CHANEL)』の衣装協力のもと当時のファッションが忠実に再現されて、作中でクリステン・スチュワートやブレイク・ライブリーが着用するショートパンツやドレス、シューズをはじめ、ジュエリーやメーキャップもシャネルが担当している。
ニューヨークとハリウッドの対比についてベンジンガーは
『ニューヨークはハリウッドより洗練された雰囲気で、ハリウッドは新しくて、明るく可愛い雰囲気。ニューヨークの現実的な感じをファッショナブルなパンツやハットを取り入れて表すようにした』とコメントしてる。
冒頭のハリウッドでのパーティーシーンじゃ、ボディコンシャスなドレスを好むニューヨーカーは着ないような淡いトーンやガウンが選ばれたほか、庭でのパーティーのシーンではリネンやベージュ色を用いたルックで当時のハリウッドの富裕層のラグジュアリースタイルが再現されてた。


サム~い季節ですねぇ。
皆さん体調の変化に気をつけてくださーい
温かいもの食べながら映画で暖まりましょ。

って、🍢おでん作ってみたけど、こない手間食うて、食べんのは一瞬(お酒飲まないので)。
スジ肉、ダイコン、ジャガイモの下茹で、しらたき結んだり下拵えは手間やし、はぁ疲れた。
二度と作るかと思いつつ、お店で食っても美味しくないし、また懲りずに作る。
ウッディ・アレンなら『おでん』で映画撮るとどないになんのかなぁ。
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