Arlecchino

カフェ・ソサエティのArlecchinoのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
4.0
NY愛、Jazz愛、屈折したユダヤ愛(笑)。誰が観てもW.アレン監督の作品だとわかりますね。大好きならたまらない。
クリステン・スチュワートがとても魅力的でした。B.ライブリーもよかったですが相対的に薄味のキャラクターでした。どちらも似合っていてキャスティングの妙でしたね。
再会の後。2人とも出会ったころとは違う(なってほしくなかった)タイプになっている。時というのは残酷です。でも....
終盤で3人が互いに「あなた(君)の夢を見た...」というところがとても印象的でした。佳作です。
自虐を含むスノッブなギャグのせりふが結構入ってるんですが、これってW. アレン本人でないと笑えない感がありますね。つまりS.カレルやJ.アイゼンバーグが(そういったギャグを)言ってもいまいち笑えない。監督の前作「教授のおかしな妄想殺人」でJ.フェニックスが同様なギャグを言ってて、コメディアンでない彼だからいまいち面白くないのだと思っていたのですが、実はその手のギャグはW.アレン本人が一番しっくり来る、ってことなんでしょうね。だから(?)彼自身によるナレーションはとても良かったです。
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