【小粋な業界ドラマ】
フィンランドの映画館で観た。
ウディ・アレンの新作。
1930年代、映画業界に入るべくNYからハリウッドのおじに会いに来た青年がおじのアシスタントや若手女優に惚れるロマンチックコメディ。
ウディ・アレン映画でしか観られないが粋な作品だ!
話自体は大事件もなきゃ、
恋愛もとんとん拍子で上手く行き過ぎる。後半30分は、クライマックス後の生活が描かれる。映画業界ものだから、「ヘイルシーザー」のように映画史小話を盛りまくることもない。
他の映画監督がやったら、
酷すぎる作品になりがちなのだが、
くすりと笑えて、尚且つ心に染みる作品となる。
ウディ・アレンの分身がごとく、ジェシーアイゼンバーグが猫背で早口で、
弱々しく演じる(ウディアレンっぽすぎて面白い)。 そんな彼が、スティーブカレル扮するおじのアシスタント(クリステンスチュワート)や若手女優(ブレイクライブリー)に惚れる。
彼女と付き合う為、
映画の仕事を得る為、
手探りで様々な人にアタックしていく、
ジェシーが、物語が進むにつれ、
業界人へ、大人へとなっていく演技は
観ていてとても心地良かった。
ただ、サブストーリーのギャング小話との連携が若干甘かったのが玉に瑕でした。
とはいえ、安定の面白さなのでオススメですよ。恐らく例年通りなら来年の4〜6月くらいに日本公開するでしょう!
フィンランドの映画館記事↓
http://france-chebunbun.com/2016/10/21/post-8354/
長文レビュー↓
http://france-chebunbun.com/2016/10/22/post-8356/