人に物を売るのは絆を作ってからだ、というのを実践するかのように、映画は長い上映時間を使ってじっくりと人物たちの、そして我々と人物との関係を紡いでゆく。狭い世界で、自分のために生きてきた主人公スターが…
>>続きを読む【第69回カンヌ映画祭 審査員賞】
『フィッシュタンク』アンドレア・アーノルド監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品、審査員賞を受賞した。インディペンデント・スピリット賞でも作品賞他全6部門にノミネート…
【STORY】
ゴミを漁りながらヒッチハイクでさまよう限界生活を送る女性スターに、のらりくらりとした青年ジェイクが声をかける。スターは口八丁で雑誌を売りつける、ジェイクたちの怪しいセールスビジネス…
忘れかけていた夢を求めて。旅は終わらない。
この手の映画に似つかわしくない破格の163分という長尺にも関わらず、ずっと引き込まれていた。なにか目覚ましい要素があるわけではない。
ただただ真摯でエ…