ABBAッキオ

わたしは、ダニエル・ブレイクのABBAッキオのレビュー・感想・評価

4.2
 格差をテーマにした映画の一つだが、もっとも真っ直ぐで、身につまされる映像だ。淡々と、余りにも予想通りに展開することがせつない。最後の場面で読み上げられた言葉は現代世界の象徴だ。一人の人間として誇りと尊厳をもって生きることがかつてないほど難しい時代に私達は生きている。技巧は少なく、脚本にも演技にもケレンみはない、ややスローペースの映画だが、多くの人が見て共感できる映画だと思う。
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