このレビューはネタバレを含みます
とても考えさせられる映画だった。
市役所の対応がひどい。規則ばかり気にして、困っている人の立場に立てていない。
主人公のダニエルは、心臓の病気から働けなくなり、給付を受けて生活する様になるが、働けるはずだと審査され、給付が止まってしまう。
申請にはパソコン使う必要あるが、ダニエルはパソコン使えない。何度もやり直す。市役所のサポートがまったくない。どういうこと?
シングルマザーのケイティは、引っ越ししてきたもののお金がなく、寄付の配給を受け取る中で、トマト缶を開けてしまう。そんなにも飢えていたのかと衝撃。
そして、ケイティが売春を。ショック。それだけ追い詰められている。市は、一体何をサポートしているのかと、憤りしかなかった。
最終的に、ダニエルは心臓発作を起こして亡くなってしまう。市の制度が、このような結果をもたらしたのだと思う。社会制度について考える作品。