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わたしは、ダニエル・ブレイクのpiyoのレビュー・感想・評価

4.0
淡々と進む映画で、冒頭は「これ、面白いのかな…?」と不安になったけど、見続けるうちに人物の人柄や関係性、社会のシステムとの矛盾や問題点に、いつのまにか引き込まれていました。
人に親切にし真っ直ぐに生きても、冷酷に首を絞めてくる現実。現実にこういった境遇の人がどれくらいいるのだろうと、胸が締め付けられました。
決して派手ではない演技ですが、俳優が全員素晴らしかったです。後半は嗚咽をあげて泣いてしまいました。
色々な人が観て、他者との関わり方や人間らしい生き方、社会保障やIT化に置いていかれている人々について、深く考えるきっかけになれば良いなぁと思います。
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