ええええ!!!??ってまんまと2回思ったのでよくできた映画だと思う。
日本が朝鮮を統治していた時代なので、唯一当事者たる日本人だけがフラットにこの映画を楽しめない(または楽しめる)というのが悔しいし、まさにそう感じた。
特に、韓国の俳優たちが話す日本語が映画としては致命的に変で聞き取りづらく、最初はちゃんとしてよとか字幕欲しいとか思って見てたけど、そういやパクチャヌクの映画だったと思ったら全部わざと、あえて変にしているんだろうなと思い当たった。
いくら(おそらく)日本語がわからない子役だからって、年端も行かぬ子どもにちんまん言わすなよ!とも思ったし、でもちんまん言わせてて最高におもろいなとも思った。
そういう要素をはがしていくと、耽美的な映像というか建築や構図の美しさは素晴らしいのでちゃんときれいな原作みたいな(未読だけど)作品になるのかもしれない。
秀子お嬢様とスッキのラブシーンを見るにつけ、こんなのを美しく演じてくれる有名俳優がいて、それを国際的な作品として発信し、しかもふざけている韓国映画を羨ましく思うのだった。
評価にこまる。